Shane O'Neill 「GOES」パート
- 2015年3月4日
現在最も注目されている若手トッププロの一人Shane O’Neill(シェーン・オニール)の新パートが先日大手スケートメディアThrasherより公開されました。今年に入って見たパートの中で最高の滑り&編集でした。プロフィールと動画解説付きでどうぞ!
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動画について
前にもちらりと紹介したかと思いますが、この動画を見ていて画面の比率が昔の4:3で、画質があまり良くないと感じた方もいると思うので、それについて解説します。スケートビデオを多く見ている方なら気付くと思いますが、最新の動画でも画面のサイズが旧の4:3で正方形に近く、画質が荒いものが少なからずあります。これはSONYのVX1000と、16mmまたは8mmフィルムを使ったフィルムカメラで撮られた映像で、1990年代後半〜2000年代前半までのスケートビデオ業界で主に使われていた撮影機材の組み合わせです。この期間のスケートビデオには名作が集結し、スケートビデオの黄金期として知られています。今回の動画もその時代多くの名作を生み出したTransworldのビデオのテイストに近いものを感じます。デジタル化によって画角が16:9の細長い画面に移行してからスケートビデオが面白くなくなったという意見が世界的に広まり、近年でも4:3の画角とVX1000を使った動画が配信され続けているのです(フィルムは高価なので使える人は限られてきます。)板に乗ったスケーターを撮影した場合、16:9では無駄なスペースが増え画面に引き込まれなくなるのも事実なのでスケートビデオの製作者からすれば悩ましい問題です。長々と書きましたが結局滑りが最も重要なのは今も昔も変わりません。
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Shane O'Neill
スタンス : グーフィー
Shane O’Neill(シェーン・オニール)はオーストラリア出身で、非常に安定した美しいスタイルとテクニカルなトリック、スイッチのスキルの高さで現在最も注目されているトッププロの一人です。「天才」という言葉がありますが、彼の滑りを見ているといつも、「この人はスケボーするために生まれてきたのだな・・・」という気持ちにさせられます。